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障がいを持つ子の親の葛藤について思うこと。

 

前回の記事でも少し触れましたが

障がいを持つ子の母として

今日も少し書いてみようと思います。

 

 

子供の成長と共に

障がいの有無に関わらず悩みはつきものですが

 

私の息子の場合も、

短期間でも色々と気持ちの変化や

環境などがどんどん変わってきているのを感じています。

 

 

 

 

首がすわった、腰がすわった、

立った、歩いた、離乳食を食べた、

ミルクをやめた、断乳をした、

初めての言葉が出た・・・

 

 

あらゆる成長のステップを日々通過して

その一つひとつに一喜一憂して。

 

遅ければ心配して、早すぎても心配して。

 

 

何がどうあっても、

安心というのはいつも出来なくて

常にどうしても周りと比べてしまう。


 

●君はもう立ったの?

●ちゃんは野菜を食べられるの?

●君はもう話し始めたの?

 

 

我が子は我が子。

みんな成長のスピードも、

得意なこと・不得意なことも違って当然

 


 

私だって43歳ですが、

出来ないこと苦手なこと沢山あります。


それなのに、子供には、周りと同じように

誰かの決めた基準に沿って成長していることを求めてしまう自分がいる。

 

 

 

 

今はSNSなどもどんどん広まって、

色んな情報が容易に手に入るようになり便利な反面、

ネガティブな記事や意見が目に入ることも増えて来ました。

 

 

障がいを持つ子の親って

その小さなことにでも、

どうしても敏感に反応してしまう気がします。

 


 

私の場合は息子に2歳を過ぎても発語がなく、


「そんなもんだよ。」とか

「知り合いの子供も3歳まで喋らなかったよ。」とか


そういった寄り添ってくれるような意見はリアルに聞くのに


 

Twitterでは

「2歳まで発語がなかった子は

もう健常児に追いつくことはない。」

みたいなものが堂々と語られていて。

 

 

 

普段なら気にせず、

そんなの個人差もあるし、とかって流せても

ちょっと心が弱っている時だと

胸をえぐられるような気持ちになって落ち込んでしまいます。

 

 

 

何よりも心配なのは、

これから何年も経ち、

自分の体や精神が自分の力ではどうにもならなくなった時、

我が子のことは誰が面倒を見てくれるんだろうと。


 

息子は一人っ子なので、兄弟姉妹もおりません。

 

これから成長していき、

友達はできるだろうか?

仕事は見つかるだろうか?

住む場所には困らないだろうか?


心配なことばかり。

 

 

 

 

 

そんな我々親の気持ちに寄り添い、

子供の自立をサポートしてくれる施設こそが

障がい者向けグループホームです。

 

私たちの運営するひだまりぷらす矢田では

19歳の方から入居していただけます。

 

 


今月は見学・体験入居のお申し込みが多数あり、

順番にご案内しているのですが


面談で、色んなご家族のお話を聞いて、

より、この施設の持つ意味、

必要性を改めて感じます。



 


デリケートな話題だし、

まずは何をすれば良いのかわからない方も多いと思います。


なかなか、周りの人に相談しにくいことも多いですよね。

 


例えば金銭的な負担についてなども、

一緒に考えて必ず解決させていただきますので

お気軽にご相談くださいね。

 

 


それでは、また更新いたします。

厳しい暑さが続きますので

皆様どうぞご自愛くださいね!